テンセントが好決算を反映して底値固め。引き続き買増し候補銘柄。
さて、インターネットサービス中国最大手のテンセント(0700/HK)が底堅い値動きを見せ始めました。
先日発表した第3四半期決算の結果で純利益が市場予想を上回ったこと、懸念されていたモバイルゲームの落ち込みがひどくなかったことを受けての反応と思われます。
ちゅうやんが前回265HKドルで買い増しをして以来、少しづつ下値を固めながら300HKドルまで上がってきている。もっと買い増す予定ですが、どのタイミングで買いを入れるか迷い中。
ただ今後のアメリカ経済の減速や米中経済戦争の影響懸念を考えると、ここからさらに一段高するには材料が弱いと思う。
ということでしばらく様子見をしながら、今月末のG20での米中首脳会談の結果などで市場が急落するような場面があれば追加投資を考えていこうと思います。
祝你好运、Good Luck!
保有株含み損益(2018.11.23)
保有株の含み損益は前日比マイナス289,853円と大きくマイナスになっています。
NYダウは前日比マイナス0.73%の下げですが、保有株の下げ率は大きく下回っています。
ちゅうやんの保有株はアップル【AAPL】、テンセントなどハイテク株のほか、エクソンモービル【XOM】、BPなどがありアップルショックによるハイテク株売りと石油価格下落のダブルパンチをモロに受けて今月は米・中国株の保有株は10%程度下げています。
長期的にみてテンセントやアリババなどのハイテク中国株の成長には変わらず強気ですが、保有株を見るとJD.comやIBMなどもあり、やや銘柄をたくさん持ち過ぎかなと反省しています。
次週以降は、JD.comなどは徐々に売却していき、テンセントなどを買い増して銘柄の絞り込みを図りたいと思います。
祝你好运、Good Luck!
投資でお金持ちになりたいなら、ひずみを探せ。
投資の世界にはひずみというものがが存在していて、ひずみをうまく捉えるとお金持ちになれる可能性があります。投資の世界のひずみは、本来の価値から大きく離れた状態にあることと理解していいと思います。
2000年前後のドットコムブーム、日本のバブル、2008年のリーマンショックの時もそうです。
リーマンショックでは、リーマン・ブラザーズの破綻から連鎖倒産を意識した金融不安が世界中をかけ巡りました。
投資家は恐怖と不安で売りが売りを呼んだし、企業もとにかく手元資金を確保する必要もあり、保有株を処分したことから市場は暴落しました。
企業の本質的価値とは関係なく売り叩かれました。これは大きなひずみです。
でも下がり過ぎたものはまた上がるし、逆もまた然りです。
ひずみが大きければ大きいほど反動も大きい。つまり儲けのチャンスになります。
株式市場は不動産投資などよりもひずみが少ないと言われます。それは不動産は情報がクローズドなのに対して、株式市場はあらゆる情報がインターネットで一瞬に、誰にでも共有されます。そして株価に一瞬で織り込まれるということです。
確かにそうなのですが、でも歴史が証明するように、市場自体が人間の集合体である以上、人は間違うし、過去を忘れて同じことを繰り返してますよね。
バブルに浮かれるし、弾けたら必要以上に悲観的になる。
効率的と言われる株式市場も、ひずみは生まれます。
まあ、でも、ひずみを探してひずみに気づくことも大事ですが、もっと大事なことはひずみに逆らって、行動に移せるかどうかということだと思います。
皆が浮かれる時に冷静になり、皆が恐怖するときにアホになって買えるか。
結局、そこが運用実績の分かれ道になるでしょう。
経験と鍛錬が必要です(笑)、一緒に頑張りましょう。
市場が暴落して総悲観になった時はチャンスです。
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祝你好运、Good Luck!
アップル4Q決算発表後に急落! でも見方を変えればそんなに悪くない。
ちゅうやんの主力銘柄の一つアップル【AAPL】が18年4Q決算を発表しました。内容はまちまちでしたが、翌日11/2ニューヨーク市場では叩き売られ、終値は前日比マイナス6.6%の207.48ドルでした。
2014年以来の下げ幅ということで、持ち株のアップルは一晩で21万6千円のマイナス・・・・
久しぶりにデカイのくらいました。
▪️アップル決算のサマリーは、
- 売上高は市場予想の615億ドルに対して、結果629億ドルで前年同期比プラス20%増
- EPSは予想2.78ドルに対して、結果2.91ドルと予想以上。
- iPhone販売台数は予想4750万台に対して、結果4689万台と予想以下。
- iPhoneの平均販売単価は予想729ドルに対して、結果793ドルと予想以上。
市場は、iPhoneの販売台数が予想を届かなかったこと、19年度からiPhoneの販売台数の公表をやめると発表したことをネガティブに捉えています。利益確定売りの側面もあるでしょうが、今回そんなに悪い決算でしょうか。
ちゅうやんは全く反対の評価です。
確かに販売台数は落ちていますが、アップルの値上げ戦略は奏功し、逆に売上・利益ともに予想以上に上がっているのです。
これだけ価格を高くしてもアップル信者は大きく離れていません。こんなブランド力の強い製品はなかなかないですよね。
依然、アップルは強固なビジネスのモート(堀)を保有しています。
ちゅうやんもiPhone XSに近々機種変更する予定です。目新しさもなくなってきたけど操作性の良さとバランスの良いデザインは気に入ってます。
高いけどやめられない、信者ですね。。。
ということで、持ち株は引き続きホールドです。
祝你好运、Good Luck!
レッドハット買収で急落の【IBM】をすかさず買い増し
IBMはLinuxなどオープンソース・ソフトウェア企業のレッドハットを340億ドル(3.8兆円)で買収すると発表しました。
しかし、29日終値は前日比マイナス4.2%の119.5ドルと急落しています。ニューヨーク市場全体の下げもありますが、今回の買収金額の大きさを嫌気してかIBMの下げがキツイです。
ちゅうやんはこのタイミングで不人気銘柄のIBMを121ドルで約20万円買い増ししました。
すでにPERは10倍を切り、配当利回りも5%を超えていて、ちゅうやん的には割安水準です。そして、戦略事業のクラウド分野を強化する今回のレッドハット買収です。
なぜハイテクIT企業のIBMのPERがこれだけ低いのか。
それはIBMがこの先の将来も売上は低迷し続け成長率は低いままだと市場から思われているからです。
ガートナー社の調べではIaasクラウド市場のシェア1位はアマゾン52%、2位マイクロソフト13%と2社で過半を占めていて、IBMは2%以下と大きく離されています。
レッドハットとどこまでシナジー効果が出せるかは未知ですが、長期にわたる売上低迷の打開策としてちゅうやんは今回の大型買収に期待してます。
レッドハットはIBMのライバルであるアマゾンやマイクロソフト、グーグルと業務提携をしています。買収後もこの関係は維持する、つまりIBMが技術供与する、面白い構図です。
引き続きIBMをウオッチしていきます。
日中急接近!?株価への影響は?
10/26に中国で日中首脳会談が開催され、「競争から協調へ」など新時代へ向け3原則を発表しました。米中が覇権を争い新冷戦時代へ向かう中で、子分の日本が逆行するような急接近を見せています。
アメリカの中国包囲網の中、中国からの熱い視線に応えた形なのかもしれませんが安倍首相も大胆な行動に出たように思えます。
ジャイアンの怒った顔がすぐに思い浮かびますが・・・・アメリカも黙っていないんじゃないですかね。
ただ世界の覇権を争う経済大国の中国が隣国にあるメリットを日本はもっと活用すべきだと思います。何れにしても大国に挟まれる日本の舵取りは難しいですが、アメリカの言いなりではなく両天秤にかけながら良いとこどりをしてほしいものです。
短期的な株式市場への影響はあまりないと思いますが、中国市場で成功する日本企業というのはこれからも出てくると思いますので、一度銘柄探しをしてみますかね。
祝你好运、Good Luck!
中国AI企業のアイフライテックがスキャンダルで株価低迷
音声AIで中国有力企業のアイフライテック【科大訊飛:002230/SZ】の株価が下落を続けています。10/26終値は22.2人民元で9月末から30%近く値を下げています。
背景には、インチキAI同時通訳疑惑などのスキャンダル報道が嫌気されているようです。
問題の疑惑はある国際会議の場で、アイフライテックがAI音声認識技術を使って会場スクリーンに同時通訳を表示・自動翻訳しているように見せていました。
ところが、実は裏で同時通訳者が訳した言葉を音声認識で文字をスクリーンに映しながら、読み上げていただけだったと、同時通訳者が暴露したのです。
ちゅうやんが会場にいたら普通に感動しながら騙されてたんだろうな。。。
中国ではありがちな誇大PRで、そんなに悪気もないのかも。。
でもアイフライテックは中国政府が推すAI戦略を担うBATIの1社です。B:バイドゥ、A:アリババ、T:テンセントという巨大IT企業と並んで中国科学技術部が任命した企業なのだからアイフライテックの技術力は本物だと思います。
アイフライテックの18年中間決算は売上高が前年比52.7%増、純利益が同21.7%増と売上は拡大を続けています。ただ利益に関しては補助金によるところが大きいです。
またAI市場の拡大を睨んで従業員を前年比で約40%増やすなど業容拡大と研究開発に積極投資をしています。
中国政府から強力なバックアップを受けながらAI市場で成長するアイフライテックは長期的に見ても投資家に夢を抱かせる有力企業だと思います。
ただ株価がスキャンダルで下げたといっても株価収益率PERは100倍近くあり、まだまだ割安感はありません。
こういうホットなテーマで成長を続ける新興企業は、なかなか絶好のタイミングでは買わせてくれませんが、引き続きAI企業の中心銘柄としてもウォッチを続けたいと思います。
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