レッドハット買収で急落の【IBM】をすかさず買い増し
IBMはLinuxなどオープンソース・ソフトウェア企業のレッドハットを340億ドル(3.8兆円)で買収すると発表しました。
しかし、29日終値は前日比マイナス4.2%の119.5ドルと急落しています。ニューヨーク市場全体の下げもありますが、今回の買収金額の大きさを嫌気してかIBMの下げがキツイです。
ちゅうやんはこのタイミングで不人気銘柄のIBMを121ドルで約20万円買い増ししました。
すでにPERは10倍を切り、配当利回りも5%を超えていて、ちゅうやん的には割安水準です。そして、戦略事業のクラウド分野を強化する今回のレッドハット買収です。
なぜハイテクIT企業のIBMのPERがこれだけ低いのか。
それはIBMがこの先の将来も売上は低迷し続け成長率は低いままだと市場から思われているからです。
ガートナー社の調べではIaasクラウド市場のシェア1位はアマゾン52%、2位マイクロソフト13%と2社で過半を占めていて、IBMは2%以下と大きく離されています。
レッドハットとどこまでシナジー効果が出せるかは未知ですが、長期にわたる売上低迷の打開策としてちゅうやんは今回の大型買収に期待してます。
レッドハットはIBMのライバルであるアマゾンやマイクロソフト、グーグルと業務提携をしています。買収後もこの関係は維持する、つまりIBMが技術供与する、面白い構図です。
引き続きIBMをウオッチしていきます。