アイフライテック(科大訊飛)は中国政府が推すAI有力企業
アイフライテック(科大訊飛)は、中国安徽省にあるAI(人工知能)を用いた音声識別技術を専門としたベンチャー企業です。
中国政府はAIを次世代産業の中心に位置づけ、2017年7月に「次世代AI発展計画」を発表し、2030年に世界トップ水準に押し上げるという国家戦略を打ち出しました。これに関連する産業規模の目標は10兆人民元と超ド級です。
つまり、この分野の有力企業には中国政府からの強力なバックアップが期待できるということです。
更にこの「発展計画」に引き続き、4つのAI分野とそれを牽引する(させたい)企業を選定する戦略を示しています。その企業とは、
・医療分野・・・・テンセント(騰訊)
・スマートシティ・・・・アリババ
・自動運転車・・・・・Baidu(百度)
・音声識別・・・・・アイフライテック(科大訊飛)
そう、ここでアイフライテックの名前が出てきます。それもテンセント、アリババ、百度の超有名どころに並んで指名されているところから、規模は3企業と比較してもまだまだ小さいものの、かなり先進的で独自技術を持っていることがわかります。
あのマサチューセッツ工科大学が刊行する専門誌では「世界で最も賢い会社トップ50社」で、アリババやテンセントを抑えて世界6位に選ばれています。
アイフライテックは、音声識別技術に優れていてスマートフォンやサービスロボットで広く利用されていて、中国国内では70%のシェアを握っています。更に医療、教育、自動車など様々な分野へ展開してきているようです。
アイフライテックの将来性などを期待すると投資したくなったのですが、直近株価を見るとかなり割高のようです。
*Bloomberg
直近の株価収益率PERは・・・150倍付近!!
成長性を入れてもさすがにまだ手は出せません。。。。
でも、今後のAI分野の市場規模拡大とこの分野での同社の急成長は間違い無いと思われ、引き続きウォッチをしていき調整局面では新規購入を検討していきたいと思います。