分散投資の重要性と落とし穴
分散投資には本来、複数の異なる銘柄に分散して投資することで、投資リスクを軽減する目的があります。
分散投資の格言『たまごは1つのカゴに盛るな』というのをご存知でしょうか。
1つのカゴに入れて落としてしまった時は全て割れて失ってしまう。だから入れるカゴを分散しなさい、というものです。
これは資産運用を長く続けていく上で非常に重要な考えです。
しかし、この大事な格言もやり過ぎには注意です。分散すればするほどたまごが割れるリスクは下がりますが、たまごを運ぶスピードも落ちてしまのです。
投資家の方の中には大した投資金額でも無いのに20以上の銘柄に分散されている株コレクターの方もおられます。
ここまでいくと分散の効果よりもデメリットが強くなります。
資産運用には、人によってそれぞれ投資目的と目標(金額&時間)があります。
分散すれば、リスクが減る代わりに時間がかかってしまい、目標の時期に目標金額を達成できなくなってしまう。
どれだけリスクをとるか、どれだけ目標の時期を重視するかで、分散させる数は人によって異なります。
このことをちゅうやんは過去に身をもって実感しました。
ちゅうやんも株を始めて間もない頃は株コレクターでした。あれもこれも有望な銘柄に目移りしてしまい、もしこの銘柄を買わずにスルーして、後々大きく上がったら後悔するしなぁ・・・と考えてしまい、多くの銘柄を買っていました。
確かに分散したポートフォリオの中で、予想通り大きく値上がりするものもあります。でも多く持っていると下がるものも出てきます。
トータルで見るとそれぞれの投資金額が少なくなっていたので数倍に上がる銘柄があったとしても、全体の利益はそれなりになってしまいます。。
ある時気付きました。
これじゃあ、当時の目標だった「5年で500万円を3000万にする」は無理だな。。と。
分散し過ぎるデメリットは他にもあります。
- 各銘柄の状況を把握できなくなる。状況悪化したときの売買判断が遅れてしまう
- 分散すればするほど、インデックスの指標に近づいてしまい景気に左右されます
- 売買回数が増えて、取引コストが上がる
資産が少ない人ほど分散するメリットは小さくなります。
自分の目標を達成するスピードのために、分散を抑えてからはちゅうやんは投資資金が数百万に対して3~5銘柄くらいにしていました。
今は10銘柄ちょっとです。
どれくらい分散するかは、人それぞれの資産額と取れるリスク、達成したい目標のバランスで決まるものです。
自分なりの答えを見つけてみてください。
祝你好运、Good Luck!