中国の電気自動車バッテリーメーカー大手のCATLが深セン上場
電気自動車バッテリーメーカーのCATLが6月11日に深セン証券取引所に上場しました。
上場したとたんに値幅上限いっぱいの44%アップとなりました。
正直、このニュースを聞いて初めて、CATLを知りました。
これまで電気自動車バッテリーメーカーと言えば、あの米国投資家ウォーレン・バフェットが2008年に投資した香港上場のBYD【1211/HK】のイメージでした。
現在、世界最大の電気自動車バッテリー工場は、米電気自動車メーカーのテスラとパナソニックが共同で建設中のギガファクトリーで、生産能力は年間35Gkw。
CATLの生産能力は2020年にはこれを抜き、更にBYD、韓国LGも抜いて世界最大の電気自動車バッテリーメーカーに躍り出る見込みのようです。
中国は電気自動車を国策として押していますが、その関連企業もやはりスケールが大きいですね。
深セン創業板ということで、日本では購入できないようです。
このような世界的企業は様々な分野で今後もどんどん出てくるのでしょう
引き続き中国に注目していきたいですね。
祝你好运、Good Luck!
中国預託証券【CDR 】の導入が正式発表! 第1 弾はスマートフォン大手の小米か。
米国預託証券【ADR】の中国版となる中国預託証券【CDR】が正式に発表されました。
その第1弾としてスマートフォン大手の小米科技【シャオミー】が6/7に中国預託証券CDRの発行申請を行いました。
小米はすでに香港取引所にも上場申請していています。小米は雷軍が2010年に創業し、携帯電話で爆発的に急成長し、日本でも話題になったことがあります。
ちゅうやんも仕事で小米と関わったことがありますが、非常にエネルギッシュでスピーディな会社です。
中国預託証券CDRは端的に言うと、NY市場など中国本土以外の取引所に上場する中国企業を中国人が間接的に購入できるようになる制度です。
CDRの対象となるのはインターネットやAIなどIT関連、半導体、バイオ医薬などのハイテク企業や中国の戦略産業です。
すでにNY市場などに上場している企業の場合は2000億人民元以上。未上場の企業は直近売上が30億人民元、企業価値が200億人民元以上といった条件が設定されました。
上海、香港市場は6/8は売られ、H株指数はマイナス1.95%で引けています。
中国預託証券CDRの解禁により、ビック企業の上場に備えて投資家の資金確保の動きもあったようです。
ただこの動きは一時的なもので心配いりません。
ちゅうやんが、保有しているNY市場のアリババ【BABA】や京東JD.comも中国預託証券CDRを発行申請してくると予想されます。
単純に今までよりも株の買い手が多くなる、という好材料なので引き続き期待していきたいですね。
本日はここまで。
祝你好运、Good Luck!
なぜ中国株は今後も成長し続けるのか
中国が今後も成長し続けると確信する理由は、第4次産業革命と言われる、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)の分野で現在、世界をリードする先進国のポジションに位置していて、今後もその成長はアメリカと並んで加速して行くからです。
今後、AIやロボットの進化によって産業構造や、製造、サービスのあり方が大きく変わります。そしてこれまで先進国が独占していた各業界の勢力図もどんどん変化していくでしょう。
それに伴って、株価が大きく上がる中国の成長企業もたくさん出てきます。
中国は既に巨大IT国家になっています。
ちゅうやんは、たまに中国に出張に行きますが、庶民レベルまでITが浸透していて日本との違いに驚きます。
例えば、中国では現金で商品を買う人はほとんどおらず、テンセントの「WeChat Pay」やアリババの「AliPay」などの電子マネー決済です。
屋台でも決済のためのQRコードが掲げられたり、最近はスマホのQRコードを手にした物乞いまで現れたようです(笑)。
またタクシーに乗るときも、携帯アプリで近くを走る車を探して呼べばあっという間にタクシーが来ます。
中国をあまり知らない日本人がバカにする昔の中国とは、もう全く違うのです。様々な分野で既に日本を超えるような進歩を果たしています。
こうした急速な進歩は中国共産党がトップダウンで国の制度や規則、投資を決定・実行していけるところにあります。規制が多く、利害関係の調整に手間取る日本では追いつけないでしょう。
また中国人の気質というか、商売上手、喧嘩上手なところも日本人では太刀打ちできません。「国家は人なり」です。
今後も竹の子のように将来のビック企業がどんどん出てくると思います。
そんな状況の中で、日本人はこれからどう戦っていけばいいのでしょうか。
心配いりません。
中国に投資すればいいのです。
日本の競争力が落ちても、これまでのように他国と比較して相対的な豊かさが落ちたとしても、成長する国に投資をして、その恩恵を得たらいいのです。
なので、ちゅうやんは引き続き中国株、時々米株に投資を続けていきます。
祝你好运、Good Luck!
アリババ【BABA】新高値更新 〜アリババの未来に夢を抱く〜
アリババ【BABA】上場来新高値更新
中国の電子商取引で最大手のアリババが、やっと上場来の新高値を更新してきました。
6/5時点の終値で208.4ドルです。
新高値を更新するということは、これまで株を買った人みんなが損をしていない状況です。
ここ数ヶ月の調整期間もあり、上昇エネルギーは十分でしょう。株価は新たなステージに入ることが期待されます。
同じく中国の巨大IT企業のテンセント(騰訊)の方はここ数日、戻り基調とはいえ、アリババの株価の勢いと比較するとかなり見劣りしますね。
私は両方を現在保有していますが、やはり勢いがあり今後の成長基盤も磐石に見えるアリババの保有比率を上げたいと考えてます。
ただPERはすでに50倍を超えているので、株価が一時的に急騰した場合は一部を利確することも考えながら、長期投資していきたいと思います。
アリババの時価総額は50兆円を超え、世界ランキングは6位まで上がっています。
お金もコネも持っていなかったジャック・マーが創業し、20年も経たない間に築きあげた企業です。
世界時価総額ランキングとアリババの未来
<世界時価総額TOP10> *2018年5月末時点
1. アップル(米) 918.5 (10億$)
2. アマゾン・ドット・コム(米) 790.7
3. マイクロソフト(米) 759.4
4. アルファベット(米) 758.8
5. フェイスブック(米) 555.1
6. アリババ(中) 500.8
7. テンセント(中) 494
8. バークシャー・ハサウェイ(米) 472.5
9. JPモルガン・チェース(米) 364.3
10. エクソン・モービル(米) 344
またアリババ傘下企業で、企業価値8兆円とも言われるアントフィナンシャルの上場の噂もあり、今後も目が離せません。
10年後にはこのランキングにどれだけ中国企業が入ってきているか楽しみですね。
アリババもジャック・マーが率いる限り、将来的にはマイクロソフトなどを抜いて世界で3位以内の時価総額企業に入ってくるのではないだろうか、と勝手に思いを馳せています。
やっぱり中国の高成長企業は夢がありますね。
みなさんも中国株投資いかがですか?
本日はここまで。
資産運用でお金が増えても幸せになれない人
お金をたくさん持つということ。
お金がたくさんあれば、選択の自由が増えます。
外食に行っても金額を気にせず好きなものを注文できるし、住みたい場所に住むこともできます。
そして資産の金額によってはストレスの多いサラリーマンを辞めて、働かないという選択肢も手に入れることができます。
それを実際にやるかどうかは別にして、
お金がないから○○できない・・・・という制約から解放されるのです。
お金さえあればそれで幸せということはありませんが、多くの人はお金の魅力に取り憑かれて、お金の執着が強くなります。
そしていつしか、お金を増やすことが目的になってしまいます。
これではいくらお金が増えても人生を豊かにはできません。
そういう私も、ふと気づくとそのような思考になっていることがよくあります。
でも、資産運用で1億円増やしたい!という目標ありきではなく。
自分がこの先こんな人生を過ごしたい、こんなことをやってみたい。
それにはこれくらい金額が必要だなと、だから資産運用の目標額は○○にしようと。そんな順番でありたいものです。
そうすれば、本来とるべきでないリスクも取らなくていいし、長期投資のモチベーションも持続することができると思います。
私も、いつしかお金が目的に変わってしまわないように、気をつけながら資産運用を続けたいと思います。
本日はここまで。
中国国営メディアがテンセントを名指しで批判!中国オンラインゲーム市場とテンセント株価はどうなる。
中国の国営メディアがオンラインゲーム大手のテンセント(騰訊HD)を名指しして批判しました。批判の内容は、中国の青少年や児童のオンラインゲーム依存問題に対してテンセントが十分な処置を行なっていないというものです。
昨年、テンセントはこの問題で同じように批判を受けた結果、人気モバイルゲーム「王者栄耀(オナー・オブ・キングス)」において、未成年のプレー時間制限処置を実施しました。
しかし今回、メディアはテンセントが対策をするどころか、新たに20タイトルのゲームを投入したと指摘しているようです。
国営メディアなので中国政府の思惑もあると予想できますが、私はテンセントの今後の事業や株価に与える影響はそんなに大きくないのではないかと思います。
中国のゲーム市場の推移と、モバイルゲームのシェア
むしろ、社会問題となるほど中国のオンライゲーム市場は大きく、ユーザーの携帯ゲーム依存も激しいということで、直近のオンラインゲーム事業は成長鈍化しているとはいえ、今後の事業の見通しは明るそうです。
*Jetro引用
Jetroによると、2017年の中国のインターネットユーザーは7億7千万人、携帯電話でモバイルゲームを行うユーザーは前年比15.5%増の4億人を超えたようです。
日本の総人口をはるかに超えてます。やはり中国はスケールが違いますね。
またモバイルゲームの市場規模は2016年に112億ドルに達し、ゲーム市場全体の46%を占めており、2020年にはこれが63%まで上昇すると予想されています。
テンセント(騰訊HD:700/HK)の株価見通し
市場は今後も順調に成長する見通しですが、テンセントのオンラインゲーム事業は
2017年4Q決算で見せた成長減速から2018年1Q決算はある程度回復を見せています。
しかし市場はまだ懐疑的で、直近の株価も400HK$を挟んだ低調な値動きが続いています。
*Bloomberg
そうした中、テンセントが20%超えて出資するモバイルゲーム配信大手の創夢天地が香港市場でIPOに向け準備中のようです。まだまだゲーム市場とテンセントの成長エネルギーを感じます。
ただ何れにしても、直近の株価は、さらにモバイルゲーム事業の回復が鮮明になるか、その他事業で利益成長が明確にならないと冴えない動きが続きそうです。
しかし、テンセントはこれまで長期的に見ても押し目のタイミングが少なく、下げた時には買い増しが正解だったことも事実。
今後もそうなるとは保証はありませんが、私は引き続き長期投資用に買い増しを続けます。
本日はここまで。
株式投資はどこでやるべきか
長期投資をするなら、やはり強い国で、伸びる産業に投資をするのが良いと思います。
強い国といえば米国。そして急速に力をつけて米国に並ぶ強国となった中国ですよね。
魚のいないところで釣りをするよりも、魚がたくさんいるところで釣りをしていた方がいいに決まってます。成長する企業がたくさんあれば、勝てる確率も上がります。
インデックスで成長する市場全体に投資するのもいいでしょう。
でも実際に株をやってる人は外国株よりも日本株をメインにされてる人が多いと思います。おそらく、為替リスクを取りたくなかったり、海外企業には馴染みがなくわからない、とかやらない理由は色々あるのでしょう。
情報はネットがあれば個人でもかなり集められるし、為替も日本円で持っていること自体リスクになりうると思うんですけどね。
私はこれからも海外株を中心に投資をしていきたいと思います。