余った現金を【個人向け国債 変動10年】に投資するのも悪くない理由
今まで日本国債は買ったことがありませんでしたが、銀行預金の中ですぐに使用用途のないお金で個人向け国債変動10年を注文しました。
そもそも私は日本の将来に悲観的ですし、日本国債なんて利回りが低すぎて、これから国債の買い手がつかず長期金利が上がる(債券価格が下がる)可能性が十分あると思っていたので、今までポートフォリオの対象ではありませんでした。
しかし、変動利率の個人向け国債10年タイプを調べたところ、悪くありません。
特に、
①元本割れせずに、中途解約できる(但し過去2年分の利子は引かれる)
②変動利率である
③1万円単位で購入可能
④ペイオフ対策になる
①については、国債購入後1年は解約できませんが2年目以降にいつでも途中解約ができます。過去2年分の利子は引かれますが元本で買い取ってくれるのです。
通常債権は市場動向(長期金利など)によって価格が変動します。つまり金利が低い時に買って、その後金利が上がると債券価格自体は下がってしまいます。
それを市場動向によらず、元本で買い取ってくれるのです。これはこの商品【個人向け国債変動金利10年】の最大の特徴でありメリットだと思います。
さらに②の変動利率であるという点も第二のメリットです。現在、市場金利はマイナスで今後金利は上がる可能性が高いです。ここで変動金であれば金利上昇に追従してくれます。
その際の金利は基準金利×0.66で、半年ごとに適用利率が変わります。
いずれにしても現状の国債利回りは0.05%と、利子がついてもスズメの涙。
ですが、上記したように個人向けに限った優遇もあり、使用用途もなく銀行に寝かせているお金がある人にとっては、検討の価値ある商品に思えます。
以下の財務省HPもご参照ください。
https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/main/outline/hendou/
本日はここまで。